しばらくの間お休み
残念ですが事情により、
この Sasayaki diary を
しばらくの間お休みさせていただきます。
2019年
2019年が明けたので
ございます。
やっぱり寒いのでございます。
恩師の言葉
「(間違ったぐらいで)depress(がっかり) しちゃダメだよ」
ボクが修士課程の大学院生だった時、
修士論文の計算を進めていた頃に
指導教官の恩師がかけてくれた言葉でございます。
複素解析が得意なつもりでいたボクは、
計算の途中に出てきた
とある複素積分をきちんと解いたと思って
その恩師と議論していたのでした。
ところが、ゼロになると思っていた遠方での振る舞いが、
ゼロになっていなかったことを指摘されたのです。
計算は間違いでした。積分は発散していました。
がっくりきたのでございます。
しょげているボクに
かけてくれたのが、上記の言葉でございます。
恩師は続けて、
“ほら、この式で発散の仕方がわかるでしょ”
とおっしゃいます。
間違いからでも正しい箇所から
何かを得ようという姿勢が新鮮でございました。
研究をしていくと、間違えてしまうのは
よくあることです。
たとえ間違いがあったとしても、
気づいて直せば良いのです。
間違いを恐れずに手を動かして、
その結果から学べるものを引き出すのである、
という教えだと
ボクは理解しているのでございます。
今週はノーベル賞Week
今週は、ノーベル賞 Week でございます。
本庶佑氏が受賞されたのは素晴らしいことです。
翌日の朝刊でも一面から大きく扱われていて、
賞の重みが伝わりました。
一方で2日目の物理学賞、3日目の化学賞では、
日本人受賞者が含まれていなかったためでしょうか、
同じ新聞の一面にはノーベル賞の「ノ」の字もなく、
どのような業績に対して賞が与えられたのかすら、
頁を繰ってこちらから探しに行かないと
分からない有り様です。
某ラジオ局の朝のニュースでも
一言も触れていませんでした。
日本人がノーベル賞を受賞するのは
確かに素晴らしいことです。
大発見を称えているわけですから、
誰が受賞しようと、
新聞一面の片隅くらいには載せておく、
ラジオでも誰がどのような業績で受賞したか
一言ぐらいは触れる、というのも
報道の役割だと思うのですが・・・。
梅雨入りしてたのね
今日は天気が回復したので
まだかと思っていましたが、
関東地方も昨日、
梅雨入りしていたそうでございます。
Hawking 博士、死去(3月)
英国の物理学者、
スティーブン=ホーキング(Stephen Hawking)博士が
3月14日に76歳で死去したとの報道があったのでございます。
とうとうこの日が来てしまったかと、残念でなりません。
大学院在学時の集中講義(日本人講師)の中で
「Hawking 輻射」を教わった時に、
「そんな可能性もあるのか!」
と驚いたことを思い出します。
Hawking 博士は、何度も来日されています。
そのうちの一つ、1990年9月に
東大の本郷キャンパスで開催された国際会議に
出席されるため来日されました。
そしてボクもその会議に参加して、
バンケット(Banquet、会議の夕食会)で
お目にかかることができました。
ボクが大学院で研究をしていることなど
自己紹介をしますと、
「大学はきちんと対応してくれているか」
と、言葉をかけてくれました。
相手をお気遣い下さる優しい一面を
拝見した気が致します。
Hawking 博士のご冥福をお祈り致します。
年度明けは
年度明けは、こんなボクにも仕事が
どんどんやってくるのでございます。
時間がさっさと過ぎていきます。
気が付くと、すぐそこには黄金週間。
いやはや・・・。