Sasayaki diary

日常の風景や生活の一場面などをささやくように綴っていこうと思います。

数学の美しさ(数楽アート)

 

  数学が得意です!

とは決して申し上げられないボクではありますが、

時々はその美しさに魅せられることがございます。

 

  これまでで特に衝撃的でしたのは、

大学2年の時の物理数学の講義で学んだ

 オイラーの公式Wikipedia

です。高校でもさらっと学んだ微かな記憶が

残っていますが、この時ほどの印象がないのは

ボクが鈍いせいでしょう。

この式は、あの

 小川洋子著『博士の愛した数式』(新潮社)

にも出てくる“オイラーの公式”です。

 

※ 正確には、この本に出てくるのは“オイラーの等式”で、

  “オイラーの公式”の引数に

  円周率πを代入した時の形になっています。

  自然対数の底eとπという二つの超越数

  虚数単位iを仲介として整数ー1と等号で結ばれます。

  ちなみに、虚数単位iは二乗して-1になる数の

  ことです。

 

複素数の世界に行くと三角関数と指数関数が

繋がってしまうという不思議さに、

ボクはとても魅せられたのでした。

 

  ここまでは思い出話でございます。

そして最近の新聞で知ったサイトで、

かつての衝撃に近い驚きを感じたのでございます。

 

 “数楽アート” (大橋製作所)

数式に馴染めない方も、

このサイトをご覧になれば、

数学の持っている美しさを無条件に

感じていただけるのではないかな、と思います。

 

  例えば、物理の世界でもよくお目にかかる

ガウス関数(Gaussian)も三次元の造形物として見ると

数式から感じるものとは違った美しさが伝わってきて、

目が離せなくなります。

“Gaussian”

 

  数学を芸術的に見せるというのは、

なかなか難しいことだと思うのです。

三次元の、しかもステンレス製の精密な装飾品として

提示していただけたのは、新鮮な驚きでございました。

一つ欲しいなあと思っておりますが・・・。

 

  数学って、やはり美しいものなのですね、

という想いを新たにしたのでございます。