Sasayaki diary

日常の風景や生活の一場面などをささやくように綴っていこうと思います。

脈拍は素数が嫌いなのかな

 

 脈拍が素数になることは少ないようなのです。

素数が嫌われているのでしょうか。

 

 素数とは、1とそれ自身でしか

割り切れない自然数のことです。

現在は1は素数に含めないようです。

厳密な定義を知りたい方は、

ご自分で調べてみて下さいませ。

 

 先日1月24日(日)には、

約2233万桁の素数

米国の大学教授が発見したとの報道に驚きました。

そう言えば、近ごろ話題の113も素数ですね。

 

 さて本題でございます。

ボクも時おり看護師さんに毎分の脈拍数を

測ってもらうことがございます。

バイタルサインの一つです。

そしてたいていの場合、その数が

72だったり76だったり致します。

多すぎもせず少なすぎもせず、

まあそんなものかなというところですね。

 

 ところがふとある時、

自分の脈拍数がほとんど偶数であることに

気付いてしまったのです。

73やら79になることは、少ないのです。

 

 ちょっと考えてみれば、理由は簡単です。

悠長に1分間もボクの手首に親指を当てて

数えていて下さる看護師さんは多くない

ということなのです。

病棟などでの業務の一環として脈を

取っていると、脈拍が安定している人の時は

できるだけ短時間で済ませようと

努力なさっているということでしょう。

 

 ですからたいていは、10秒間かぞえて6倍するか、

15秒間で4倍するかのどちらかです。

72は6の倍数でも4の倍数でも

(もちろん3の倍数でも)ありますから、

出現頻度が必然的に大きくなります。

偶数というよりは、4、6の倍数、

あるいは可能性を広げても、

2、3、4、6の倍数というのが正しそうです。

因みに72は、2、3、4、6、

どの数の倍数にもなっています。

まあ6倍するとなると、

それだけ誤差も大きくなりますけどね。

 

 ですから、脈拍数自体が素数にならないわけではなく、

数え方の問題なのです。

 

 たまに

 「脈は73です」

とか言われますと、

この人は慎重できちんとした方なのかな、

と思って嬉しく思ってみたりするわけでございます。

必ずしもそうでないこともあるのは、

残念なことですが。

 

 もちろん脈拍数が6の倍数になったとしても、

その看護師さんが怠け者ということではありません、

念のため。