データ完全削除の肝(cipher.exe)
個人情報の流出があっては一大事でございます。
古くなって挙動が心配になってきた
ハードディスクドライブ(HDD)は、
もったいなくても早めに取り替えるように
しております。
ただ、廃棄する時には、それなりの注意が必要です。
今回は、HDDにあるデータの完全削除を試みたら、
30時間もかかってしまったというお話です。
HDD廃棄の時、ボクが近ごろ頼りにしているのが、
cipher.exe のワイプ機能でございます。
この cipher.exe は Windows2000 以降では
標準搭載のようですね。
もちろん、これで完璧かどうかの確信が
あるわけではありません。
ご利用の際は、例えば、
「cipher.exe 限界」
などの言葉で検索してみますと、
感じが掴めることでしょう。
さて、外付けのポータブルHDD(1TB)を
廃棄するための準備です。
まあ念のためと申しますか、
まずHDDのデータを消去した後に
フォーマットをした上で作業を始めました。
ワイプを実行いたしますと、
指定したHDDの空き領域に
3度の上書きの書き込みを実行していきます。
1度目は[0x00] 16進法で00
2度目は[0xFF] 16進法でFF
3度目は乱数です。
3度も上書きしておりますので、
ファイル復元は不可能だろうと思いたいところです。
それにしても、容量が1TBもあるとはいえ、
30時間もかかったのは予想外でございました。
コンピュータとの接続がUSB2.0で
データ転送速度が最大480Mbps
だったことが原因なのかと睨んではおりますが。
念を入れて同じHDDに再度実行しようと思うには
時間がかかり過ぎかもしれません。
自動暗号化しているHDD(HD-PXTU2-BK)
ではありますので、
「ここまでしなくても・・・」
という気がしないわけでもないのですが、
心配性のボクと致しましては
念には念を入れてしまったということでございます。